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瑞希さんのウエディングドレス姿は綺麗だった。
若くてかわいい瑞希さんに似合ったフリフリのドレス。
高木院長のタキシード姿も凛々しい。
みんなに祝い酒を注がれ、少し顔が赤く見えた。
「!?」
ふと気が抜け、視界がグラついた。
まだ…ダメ…
披露宴の進行は後半分残っている。
私はプランナーとして最後まで・・・
仕事だけは仕事だけは最後までこなさないと・・・
自分の選んだ道。
一人で莉緒を育てる為に歩いた道。
二人の未来を・・・
「痛っ!?」
私の下腹部に鋭い痛みが走った。
私はその場にしゃがみ込んだ。
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