3番窓口

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実は落し物には種類がある。ここ、3番窓口は意思を持った落し物を扱う場所なのだ。 うっかり落としてしまった物は単純に落し物である。だから3番窓口では扱わない。別の窓口での扱いになる。 例えば、ある人が自分の意思で捨てた物だけど、それを拾った人が届けたら、それは落し物として保管される。この場合、単純な落し物ではないので3番窓口の扱いになるのだ。 更に不思議な事に、捨てたのに落し物として届けられた物は必ず本人の元に戻る。 届けられた落し物はサービスカウンターで預かり仕分けられる。そこには、3番窓口で扱う届け物を瞬時に見抜く凄腕の仕分け師がいるのだ。
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