プロローグ

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プロローグ

 「がんばれよ」と祖父母の家に行くたびに祖父が帰り際に言ってくれた言葉だ。 その言葉を聞くたびにいつも元気になれた。 しかし、私の祖父との記憶は、16年という短い時間だ。 しかも、毎日会いに行けるわけでもなく、年に行く回数は両手で数えられるぐらいだ。 その中でも覚えていることもある。 その思い出はどれもは私とって忘れてはならない大切なものだ。
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