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ある程度の所まで走ると3人ともゼーゼーと息をきらしていた。
「助けて貰ってすみませんでした…」
「良いよ良いよ、持ちつ持たれつさ…」
「そしてそして、あの本ありがとうとっても面白かったよ!!」
ハーキがノフィエに向けて目をキラキラさせて伝えた。
「本当ですか?とっても嬉しいです!」
ノフィエも目が輝く。
意気投合し両手を握り合っている。
「それでそれで、なんであんなところにいたんだ?」
「それは…」
ケタルがこう聞き出しノフィエは言いにくそうにする。
「お兄ちゃんてば良いじゃんそんな事は、でもでも、ノフィエちゃんが無事で良かったよー♪」
そしてそしてノフィエは心内を告白した。
「私も勇者になりたい!!」
ノフィエの告白を聞いた兄妹は目をパチクリさせる。
「君が勇者を目指すのは構わないがとても大変なんだぞ?」
「そうそう、先ずは修行しないとね!」
「修行…?」
兄妹は勇者について説明する。
ノフィエには聞きなれない単語が結構出てきた。
「よくわからないけど複雑なんですねー…」
「あそうだそうだ!」
ハーキが咄嗟に良い事を思いついた。
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