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「にぁ、あ、っ、あ?!!あっ」
待って違う、俺が求めてたのはこれじゃない。こんな、前立腺ガツガツ叩かれるやつじゃなくて、ナカ程よく刺激されて頭ぽわぽわしたまま楽してイキたかっただけで。
「こんなっ、チカチカ、すんのムリっ!ムリぃっ!!」
「ムリじゃない。ほら、ちゃんと腰振れ」
「ふ、ふれるかっ!も…あし、がぁ……ンぐっ」
ゴツっと腹の奥に当たる感覚。痛痒い電流が、前に突き抜ける。
「うああー……死ぬ、しぬぅ……」
「女の子座りでトコロテンとかヤバいな。なに、気持ち良すぎて死ぬ?」
急にぶるぶるが止まって、でも俺のケツはまだぎゅんぎゅんしてる。そんな、止めなくても良いのよ。0,100じゃなくて。
「それ、……女の子にゆーヤツやん」
「男にも言う」
「え、バイ…」
「お前に」
「あぁ……俺ね」
盛大にイキはしたけど、なぜだか不完全燃焼。やっぱいつも通りのひとり遊びが1番気持ち良いです。
プルプルの足でディ〇ド抜くのも、大変に強烈な賢者モードに襲われるし。
「どうだった?」
「なんがー」
「だから、特殊なアナニーの感想はよ」
「あー、中村くんに邪魔されたぁ」
「あ?」
「ウソよ、うそうそ。怖い顔しないで」
よたよたしながらパンツに足をひっかけ、冷蔵庫をバクンッと開ける。
「とりあえず酒飲んで記憶をアイマインにしたい……」
「俺にも」
「えー」
「手伝ってやるから」
「えーー……?」
"手伝ってやったろ"ではなく?"手伝ってやるから"……?
「う、お?なん」
「あんなバカな発明品より、人肌がよかろう?ん?」
「何キャラそれ…ちょ、ヤバない?それ、あー……」
冷蔵庫前にしゃがんだ格好のまま、後ろから二人羽織みたいな中村くんの、パンツに突っ込まれた手がもぞもぞ動く。
「お前は黙ってチンコもまれときゃ良いのよ」
「あー…後でフェラしろとか、言われても、ムリよ?」
アナニーはプロだけど、そっちはビギナーなんで。歯立ててビンタされた記憶も新しく。
「それは別のヤツに頼むから良いわ」
「わーヤリチン……っ、ん」
まぁそりゃさっきまで盛ってたんで、後ろがイケメンだろうが立つもんは立つし。むしろイケメンのが立つし。
「お前のきもちー顔良いよな。あほ面」
「あー、もー…きもちーからなんでもいー……」
「頭弱ぇなぁ」
「今IQ3だから」
「じゃあ、そろそろ手疲れてきたから、ドーゾ」
耳元、ちょっと掠れた声。
「うっ、ん……っ」
「あ、マジのビールあるじゃん。ゴチ」
ヘロヘロの俺を床に捨てて、ビール片手に鼻歌交じりな中村くん。何がしたいのあなたは。
(おわり……?)
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