迷子の師匠
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迷子の師匠
「はあ……はあ」 プラトは額の汗を拭い、大きく肩で息をした。 アテナイの夏は日中、三十度を超える暑さに見舞われる。 そんな街中をプラトは一時間ほど歩き回り、ソカラを探していた。 「はあ……はあ。どこ行ったんだあのクソ師匠め……」 プラトはどこにいるかわからないソカラに向けて呪いの念を送った。
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