受賞

灰髪の忌み子

新星ファンタジーコンテスト「主従関係」 佳作受賞作品

中越 景(日向 スバル)

14分 (7,999文字)
灰髪の忌み子と賊の頭領が織り成す、悲しく切ないヒューマンドラマ

30 1,120

あらすじ

捨てられた灰髪の忌み子。街を牛耳る賊の頭領。 二人が出会い、ともに過ごし、ともに生き、そして―― その結末は――私にもわかりません。 お楽しみを。そして願わくば、貴方の心に響かんことを。 R4.

感想・レビュー 4

後半、ページを進める手が止まりませんでした

導入からずっと忌み子としてのあまりに過酷な境遇に、読んでいて辛くて辛くて……でも、途中から女の意図がずっと気になってどんどん惹き込まれていきました。 決して優しくはないし理不尽に見えつつも、結果的には
ネタバレあり

確かにメイドさんを書いた人と同じ人とは思えませんね😆

女は主人公に思うところがありそうなのは感じ取れましたが最後でそういうことかぁと。 厳しくしてたのは捨てられたから敢えてそうしたのかとか生きる力をつけさせる為になのかとか最後の辺りで思いました。 短編で
ネタバレあり
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貴種流離譚としての忌み子

硬質な文章でありながら乱歩のような怪奇幻想世界に楽しませてもらいました。 現在連載されてる作品「男と女と少年兵」にも通ずるテーマであり作者のこだわりが垣間見えます。 強く生きてもらうために厳しく育
ネタバレあり
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