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「あっ、ああ、ありがとう」
先輩ったら何回「あ」と言うんだろう。
もしかして緊張しているのかな。
いや、まさか女慣れしている先輩が私の部屋に入ったくらいで緊張をするはずがない。
そうだ、悠斗先輩は私よりずっと恋愛経験が豊富なのだから、もうここからはお任せしたらいいのかもしれない。
そのうち、きっとキスまで自然な流れに持っていってくれるはず。
そう考えたら、急に肩の力が抜けて全身が柔らかくなった気がした。
「先輩、いっぱい食べてくださいね!」
「いただくよ。マジで腹が減ってるんだ」
先輩はホッとした表情になると、手を合わせて「いただきます」と言い、食べ始めた。
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