いつかのあの子へ

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□□へ 君は小学二年生の時に初めて会ったよね。 僕はそのとき解離の感覚を知ったんだ。 ただ□□が出ている間は寝ている感覚だったけど、その時に僕を守ってくれていたんだよね。 僕は知ってるよ。 □□は、私は愛されなくていいって言ってたけど、本当は寂しかったんだよね。 本当は自分も友達を作りたいって思ってたはずなのに、僕に迷惑が掛からないように僕の友達の相手をしてくれたんだよね。 本当は好きな人がいたはずなのに、クールな性格だったから偽って嫌いって言ってたんだよね。 □□は知ってるよ。 僕が□□が快適に過ごせるように努力していたことを。 まあ、バレないように頑張ってたつもりなんだけど、結局バレちゃってさ、一緒に部屋を綺麗にしたよね。 僕は本当はずっと一緒に居たかったけど、あの日、僕が自分を傷つけてでも来ないでって言ったこと。 僕をそっとしておいてくれたよね。 ねえ、□葉、今どこにいるの。 本当に消えちゃったのかな。 僕は□葉の事待ってるから、嫌いじゃないから、大好きだから。 居るなら出てきて。 僕は今、元気だよ。 精神病はまだたくさん患ってるけど、それでも仲間に囲まれ元気で暮らしているよ。 □葉ともう一度笑いあえたらいいのにな。 ねえ、若葉。 また、植物が芽生える時期がきたんだよ。 若葉が大好きな時期だよね。 きっといつまで経っても若葉は出てこない。 わかってる、僕だってわかってるんだ。 若葉、今、僕はとても幸せだよ。 君が導いてくれたんだよね。 僕はいつまでも、いつまでも、ずっとずっと、一生忘れない。 ありがとう、大好きだよ、若葉。
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