シガーキス

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「此処はオフィスよ!!」 「でも・・・此処には俺と莉那しかいないぞ…」 「だからって…」 私は彼に抗議した。 「そう怒るな…俺も実はあれから・・・彼女がデキたんだ。名前は珠子」 「えっ?そうなの?」 逸希に彼女??珠子って今時、昭和臭漂う名前ね… 今まで、私に未練を残したような態度取って来て、おまけにキスまでして。 あれは演技だったの? 「まぁ、俺の出番があれば、いつでも言ってくれ…上手くお前の彼氏役演じてやるから…」 「結構です。同じ会社だから…逆に困ります」 「・・・何だよ!?勝手に俺を彼氏に仕立てたクセに…」 「はいはい…これが私の販促プランのアイデアよ。見て」 私は仕事の話を逸希に振った。 「どれどれ」 二人で仕事モードに入った。
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