中年スーパーマン左江内氏 全1巻

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なんか…… ゴー宣みたいになってきたな。これ以上共産主義の話をしていると、漫画レビューの枠から外れるのでこれぐらいでやめときます。 左江内氏、日本を赤化から守りたいと言う肥原幹事長の熱弁に心打たれ一旦引くことに。 しかし、肥原幹事長の国有地払い下げは許されたものではないとして、その件は佐城浪角の追求に任せ国会を見守ることに。 だ・が! 佐城浪角は国会にて肥原幹事長の国有地払い下げの追求を一切しない。 後日、佐城浪角は肥原幹事長と共に日本のフィクサーと思われる老人の元で密会をしていた。全ては「文教法案」を廃案にするための茶番で、佐城浪角も肥原幹事長も仲良しこよしであった。与党としては国有地払い下げの追求も止まるし、野党としても口止め料まで貰えると良いこと尽くめ(現実なら有権者へのアピールにもなりますしね) そこに、正義はなかった。結局、金である。 左江内氏は何が正義か悪か分からずに絶望し、自暴自棄に。そこに偶然通りかかったパーやんに会い、正義とは何かを問答を行う。パーやん(大山法善)は寺の息子、全てを悟っている僧侶として、一撃論破。 「百人よれば百の正義がある、当たり前のこっちゃな」 そこに、正義はなかった。結局、金である。と、書きましたが…… これは間違いでしたね。 お互いに政治資金を稼ぐと言う正義のために動いただけの話。 正義の反対は悪じゃなく、別の正義。 パワプロクンポケット7あたりで有名な言葉になって、知らないうちに野原ひろしが言ったってことになってましたが…… 確かに言いそうではありますけど…… 何故に野原ひろしのセリフになったかの経緯が気になります。 ドラえもんも「どっちも正しいって思ってるよ、戦争なんてそんなもんだよ」って言ってるぐらいです。 左江内氏は国会の監視のために仕事をサボったせいでクビになっている。そんなわけでパーやんの経営する運送会社(パーやんが小6から経営する結構老舗の会社w)に就職するのであった…… 二人で暁の空に向かって飛んでいくところで、この物語は完結を迎える。
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