The talent blooms 2

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「はい、奈都さん。おはようございます」 「あー美里ちゃんおはよう、無事に届いたのね。よかったわ。結構早く届いたのね」 「ええ、あの、お電話大丈夫ですか?お店開ける準備だったのでは?」 「あっ大丈夫、日曜日はお昼すぎぐらいから開けているから、ゆっくり検品とかしているところ」 「よかった。でもびっくりしました。アクセサリーいつの間に選んで買ったのですか?」 「ああああーそうだった。そうそう、あの着替えているときにね、納品されたばかりのアクセサリーを並べようかと思って出していたら見つけられて、即決だったよ。お揃いのイヤーカフもかわいかったでしょう?」 「うん、イヤーカフ、初めてだったけど、いい感じ。つけた時も痛くないし、かわいいね」 「そうなのよ、お店に出す前に即決されてしまったわ。靴も色違いを出していてたら一緒に買うって言われてね。サンプリ品は普通には売れないから助かりました。 それにしても、かっこいい旦那さまだよね」 「えええ?」 「だってね、ちゃんと妻の好みを知っていて、さっと選んで買うってところがね。 ほら、アクセサリーだから好みがあるじゃない。 大体はさ、一緒にいるならこれどう?なんか言って見て選んでもらうってことをするけど、内緒で買ってたね。 多分、美里ちゃんに選ばせてたら絶対買わなかったと思うよ」 「えーなんで、私が絶対買わないって……」 「だってさあ、ワンピース3枚買ったあとにあのアクセサリーを買うという経済観念は美里ちゃんにはないよね。 私でさえも多分、また今度ってなると思う。 あれは、あのブランドのこと知ってて、一点物ってわかっていたから買ったと思うよ。知っていないとさっと買えないよ」 「えええーそうだったの」 「そうそう、だからね。またかっこいい旦那さまと一緒にお越しくださいね」 「うん、ありがとう。何って言っていいのかわかんないけど……」 と言って、電話を終了する。 私の好きなものをちゃんと把握して、見てくれているんだと思ったらなんだかとっても嬉しくなってしまった。 あーはやく響さんから連絡こないかな。ちゃんとありがとうって言いたい。
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