仲間とは!?

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仲間とは!?

食堂で起きた魔法暴走騒ぎから更に数か月・・・中間試験も無事に終え今度は期末試験と言う地獄と夏休みと言うイベントを前に控えたソフィーとミユキはハァ・・と溜息をつきながら生徒会室へと向かっていた・・・ 「今日は何するんだっけミユキ?」 「確か私達一年生に向けての親睦会の為の会議をするとか言ってたわね先輩は・・・?」 そう言いながら苦笑いを浮かべる親友にソフィーは今日も図書館に寄れないなっ・・・と思いながら内心ガックリ項垂れていると前を歩いていた親友が生徒会室と書かれているプレートの有るの扉を開くとごきげんよう二人共?とエリス学園生徒会長で有り三年生のブルーノ=マリア女史がフフッと頬笑みなが ら挨拶して来る。 「お疲れ様ですっ♪」 「お疲れ様です。」 そう言いながら挨拶を終えた二人は自分の鞄を与えられたロッカーに仕舞うと同時にミユキが早速お茶を淹れに給湯室に向かいとその相方で有るソフィーは資料を下さいっ?とマリアのデスクの前に立ち出すとホント勿体ないわねぇ・・・とマリアから呆れた声が聞こえて来る。 「やっぱり臨時とは言わずに正式に生徒会に入らない二人共?・・・」 「生徒会もやりがいが有って酔い仕事なんですけどっ・・・実はどうしてもなりたい職業が有るので時間が取れないんですっ!?」 そう突然告白して来るソフィーになりたい職業とは?とマリアがキョトンした顔で首を傾げているとタイミング良くトレイにティーセットを乗せたミユキから日はどうしますか?と尋ねられると多分事情を知っているらしいミユキに対しマリアはミルクだけで良いわ?と答えながら二人を交互に見る・・・ 「貴女の淹れる紅茶は本当に美味しいわね?」 「マリア様にそう言って頂けるとは光栄です。」 そう言いながらお互い牽制し合っているとお疲れーっ!と以前の様なお嬢様感の抜けたアンナが生徒会の扉を開けると妙な空気にアレ?と首を傾げ出す。 「何か有ったの皆様・・・?」 「いえ、何も有りませんわアンナ様・・・しかし妙に雰囲気が変わりましたわね?」 そう言いながら満面の笑顔を浮かべるマリアにだってここじゃ取り繕う必要無いしね?と答えたアンナがフフッと微笑んで来るとマリアはあらあら・・・と嬉しそうな顔でその恩人の方を見る。 「アンナ様から恩人って言われてますわよソフィー?」 そう言いながらクスクスと微笑むマリアにソフィーからへっ!?と驚いた声が上がると止めて下さいマリア様っ!?と顔を真っ赤にしたハンナから抗議する声が生徒会室にクスクスと笑い声が響き渡る・・・ ~~~
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