危険そうな心をもつ彼女と「やさしいこころ」

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危険そうな心をもつ彼女と「やさしいこころ」

「これからおまえと危険そうな心を持つ彼女で対決して、どちらが世界を治めるか決めるゲームをする。まず初期設定を決める。学問にはレベル1からレベル4まである。レベル4は選ばれた人しか学べない。おまえは好きな学問からレベル4を二つ選ぶことができる。彼女は全ての学問をレベル4にする。次に自分が身につけたい能力を、おまえも彼女もそれぞれ二つ選べる。どんな能力かは単語で表現する。さらにおまえが選んだ能力を一つ彼女に送ることができる。彼女もおまえに彼女の選んだ能力を一つ送ることができる。同じ能力を選んでも良いが、同じ能力は最大二つまでにする。良いか?では初めに、おまえがレベル4で身につけたい学問を二つ選べ。」 「『ぶつり』、『にほんご』にする。」 「なぜそれを選んだ?」 「『ぶつり』は宇宙の秘密を解き明かすため。『にほんご』は日本人だから。」 「次は彼女の番だ。彼女は『すべてのがくもん』を選んだ。次はおまえの番だ。おまえが身につけたい能力を単語で二つ選べ。」 「『つよい』と『こうりつがよい』にする。」 「なぜそれを選んだ?」 「彼女は危険そうな心を持っているから、彼女に世界を治めさせたくない。身につけた学問は僕の方が少ないから、彼女に勝つためには、つよくて効率がよくないといけない。」 「次は彼女の番だ。彼女は身につけたい能力に『やさしいこころ』『やさしいこころ』を選んだ。次はおまえの番だ。最後に彼女に送る能力を選べ。」 「『やさしいこころ』にする。」 「なぜそれを選んだ?」 「彼女は危険そうな心を持っているから、世界を治めさせると独裁者になる。だから独裁者にならないように『やさしいこころ』をたくさん身につけてほしい。」 「彼女は『やさしいこころ』を三つ手に入れた。同じ能力は最大二つまでなので、そのうちの一つをおまえにお返ししよう。」 「ありがとう。」 「次は彼女の番だ。彼女がおまえに送りたい能力は『やさしいこころ』だ。これで能力が決まった。彼女の手に入れた能力は、『すべてのがくもん』、『やさしいこころ』『やさしいこころ』になった。おまえの手に入れた能力は『ぶつり』、『にほんご』、『つよい』、『こうりつがよい』、『やさしいこころ』、『やさしいこころ』になった。おまえ、学問二つの他に能力を四つも手に入れるなんて効率が良いやつだな。」
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