誕生~京弥side~

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「梶先生がどうしたんですか?」 遥ちゃんが小首を傾げ、俺達の隣に座り込む。 「いや…別に…何もないよ…遥ちゃん…」 「遥…訊いてくれ…実は兄貴…」 「おいっ!?奏弥」 俺は奏弥の口を手で塞いだ。 「二人して…私に隠し事してますね…」 遥ちゃんはジッと見つめ、俺達を詰る。 「まぁな…でも・・・男と男の約束で、遥には話せない…」 「ゴメンな…遥ちゃん…」 「いえ・・・別に…」
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