みとり

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みとり

 ねぇシオン君……覚えてる?  私はここにいるよ。  触れられなくても、話しかけてもらえなくてもいい。他の誰にも気づいてもらえなくたって、構わない。  だけど私、あなたに忘れられたまま、ここでひっそり死んでいくのはいやだよ……  ねぇ、こっちを見て?  最後にその、キラキラした笑顔を見せてよ。  シオン君、大好き。  もしも生まれ変われるなら、シオン君の特別な存在に、なりたいな……  さよなら
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