ユーディシーラ、その1

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では、今回はキャラ設定です。 元々は、ファンタジー小説の主人公で、やや陰りのある大人の女性です。 元となったアイディアは水戸黄門が若くて魅力的な女性だったら……なんですけど、いつの間にかぼくの趣味丸出しのキャラクターになってしまいました。 またまた、話題が逸れるのですが『イスの都の伝説』ってご存じでしょうか? フランスの首都、パリはParisと書きますが、これは、Is(イス)よりも優れた(par)都になりますように、と願いを込められた、というまことしやかな噂から作られたのが、この『イスの都の伝説』です。 ……実際は、パリの近辺にはパリーシー族というガリア人部族が住んでいて、そこから名付けられたので、イスの都なんてものは存在しないのですが……都市の名前から、伝説を考えつくなんて、古代の人たちは想像力豊かだな、と思ってしまいますね。 イスの都の詳しい伝説は、ペディアってもらうとして、簡単に説明します。 その昔、水門に守られた美しい都、イスがありました。イスには、それはそれは素行の悪い王女がいて、ふしだらなことばかりしているので、教会の神父は度々、国王に国から追放するように進言していたのですが、国王は聞き入れずに日々は過ぎていっておりました。 ある日、王女は悪魔が姿を変えた青年に唆され、水門を管理する鍵を渡してしまいます。悪魔は王女の目の前で真の姿を現し、水門を開放してしまいます。そして、一夜にしてイスの都は滅びてしまうのです。 国王は神父と共に早馬に乗り、洪水から逃れるのですが、王女はこれまでのことを謝罪し、馬に乗せてもらうよう懇願するのですが、神父は王女を杖で叩きます。3回、王女を打ち据えると、遂には洪水にのみ込まれて姿を消してしまう……。 というのが、イスの都のおおざっぱなあらすじです。もしかしたら、細部で間違って覚えてしまっているのかもしれませんが。 この王女と水戸黄門をミックスしたのが、シーラというキャラクターです。 もとはシーラは氷の門(ロストテクノロジーの冷凍光線を放つ砲台と強固な城壁に守られた都市国家)の第2王女だったのですが、自分の過ちから都を滅亡へと導いてしまい……というのが、筋です。シーラの王女時代のプロットも書いているので、それも後日、機会があれば発表したいと思います。 シーラは魔力を持つ種族、アルフィリンの帝国の辺境を旅しながら、監視する役回りを負っております。 帝国は過去に人間と激しい闘争を繰り広げ、現在は地上のほとんどを支配してしまっております。シーラの出身地である都市国家も、帝国に反抗する拠点のひとつであり、シーラ自身は帝国など滅びてしまえ、と思っております。 その彼女が帝国の僕と成り果てて、監視の度をしているのは、彼女の上司によって枷をかけられているからなのです。 シーラの都市国家が滅びる時、上司は瀕死のシーラに声をかけ、自分に従うのなら、救ってやろうと約束させます。……まぁ、ライトノベルではよくある展開ですよね。 シーラですが、外魂の魔術がかけられており、本人は不死身です。心臓が身体の外にあるので、肉体がどれほど傷つけられても、死体に成り果てても、必ず復活するようになっております。 パーティの新参者が、シーラが殺されてしまったのを目にして、仲間が悲嘆に暮れているのを目にして、混乱している最中にシーラが五体満足で姿を現し、驚く新参者を実はからかっていた、なんていうエピソードもあります。……これも、定番のネタですけどね。 シーラの心臓ですが、上司に保管されていて、どこにあるのかは、わかりません。もし、自分を裏切れば、わかっているな、という設定です。もちろん、シーラの心臓が破壊されれば、本人は死んでしまいます。復活もしません。 上司のキャラですが(名前は未定)、魔王のコピーで、双子です(さらに両性具有)。魔王というのは、人間とアルフィリンの闘争で活躍した、異界の存在なのですが、戦争で魔力を使いすぎて、今は眠りについております(……よくある設定)。 で、その魔王のクローンが上司なのですが、上司の兄は精神的なバランスを崩して魔力を暴走させて逃走、今は反帝国運動を繰り広げております。上司はそのせいで監視をされていて……ってな設定です。 シーラの仲間ですが、格さん助さんに相当する重戦士と軽戦士のコンビ、シーラを見張る監視役の仮面の道化師、暗殺を得意とする忍者、東方の民出身で妖艶な美女/スパイ、勝利の因子の持ち主であるウォーダンサー、ユーアールの神官、治癒魔術師、装甲トレーラーの運転手、全身が武器の機械人、オークの狂戦士(この設定を思いついた時、どんなライトノベルに影響を受けていたか、わかりますか(^O^))などがおります。 それと、書くのを忘れてしまったのですが、シーラには禁忌の呪いがかけられていて、アルフィリンを殺したり、傷つけたりすると、呪いによりシーラに激痛が走るようになっております。痛みに耐えながら戦う女戦士——ぼくの趣味が全面に出過ぎてしまったのかもしれませんね。 ……ということで、次回はシーラのデータを発表してみたいと思います。(^_^)ノ""""
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