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ねえ、君は覚えているかな？
真夜中、お布団にくるまった夢の中。
不思議なお返事が聞こえた時を。
やっぱり君は、覚えていないかな。
夢の止まり木、心のささくれに。
そっと舞い降りてきて、お返事するんだ。
物音なんてしやしないよ。
だってお返事ふくろうの羽音はしない。
本物のふくろうが、風音をさせないように。
忘れちゃったお返事を。
何かに夢中になって、うっかり誰かを無視したお返事を。
僕らに代わって夢の中でするんだ。
「ほう」
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