ぱかん!

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 だから私は、それを全部食べる気でいた。  でも、瓶の蓋が開かなくて、そしてそれを開いてくれる夫がいなくて、落ち込んでしまっていたのだ。  だけど、その道具があれば、私は自分で瓶の蓋を開くことができて、夫好みの食材を食べることができるのだ。  そして、その後で、新しい食材を買うことができる。  私好みの、御飯がおいしく進む食材を。  そのことを想像して、私は悪くない、と思った。  私はこの商品を注文するべく、スマホに手を伸ばした。  ぱかん!と、瓶の蓋が開いたような気がした。
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