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だが、すぐにいつものようにレントが叱ってきた。
「そんなことよりも、イアングとどう戦うかは決めたのか?戦闘中に頭で考えすぎるなっていうのと、事前対策をやらないってのは意味が違うぞ」
キッと目を吊り上げて説教されていながらも、こちらの方がいつも通りのレントだとホッとする自分がいる。
「わかってますー。ちゃんと考えてるわよ。……結論は出てないけど……」
「ほら見ろ!今のお前で出来ることはなぁ……」
そう言われても現物と出会ったことないし……などと言い合いながら夜は更けていく。
リノアの心の引っかかりも、気のせいだと思えるほどにいつも通りの2人だった。
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