受賞

舟出の友人

鬼退治から帰って来た俺は、村人に歓迎してもらえるはずだった。なのに、なぜ、追われている──?

七澤 アトリ

14分 (7,877文字)
妄想コンテスト第155回「子供の頃の友達」準大賞

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あらすじ

村の大人たちが全員お面をつけているのは、俺が子供の頃からだった。 子供の頃の友人、仙太との日々を経て、俺は鬼退治に出かける。 なのに村に戻った俺は、村人に追われている── 俺は、逃げ切れるのか。 仙

感想・レビュー 1

間近に迫ってくる息遣い

アトリさんの作品から、いつも湿度を感じるのですが、今作では眼前に迫る息遣いまで伝わってきます。 ある因果で村人に追われる主人公のギン。冒頭のモノローグから、不穏な村の空気に包まれます。なぜかお面を付け
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