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「で、そん時もらったクリスマスプレゼントがこれだ」
そう言って寺門が出したのは回転寿司券(5000円分)。
「へ~、よく取ってたね。てか、これまだ使えるの?」
「なんか部屋片してたら特大の靴下が出てきてその中に入ってたんだ。んで、店に聞いたら期限無いらしいから、今日は可愛い弟にご馳走してやろうと思ってな」
寺門がマサの肩をポンポン叩く。
「やった~、さすが兄貴。太っ腹」
「お前もな」
二人揃って大笑い。
「遠慮せずにどんどん食えよ」
「もちろん」
マサは早くも舌なめずり。
二人は手を合わせて「いただきます」。
数多くのお寿司をお迎えする二人の口。
果たしてクリスマスプレゼントだけで足りたのかは、皆様のご想像にお任せします。
〈おわり〉
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