新たに…

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リビングで、『家』のことについて2人で話し合う。 「洋平は、あの場所に家を建てたいのね?」 「うん、建てたい!」 「美優は?」 「正直かなりの高級住宅地だから、驚いてる。生活がひっ迫しないで、やりくり出来そうなら、もちろん建てたい。」 「だよなぁ〜スタッフの人と話してて、頭金に入れる額をもう少し増やせるのであれば、今の家賃と変わらない額で、ローンを組めるって…」 「そりゃあ、そうだよね。その額が半端ないんじゃないの?洋平の将来の分、残してる?それが心配だよ。」 「うん。金額は大きいけど、その為に貯めてたのもあるから、家の為に使いたいと思ってるんだよ。」 「せめて、お爺さんから相続した分は残せる?」 「うん、大丈夫!美優には、ハッキリ言うよ。 〇千万円ある!だから、半分残して、半分入れる。」 「…すごっ!」 「美優と会えなかった5年間の給料は、ほぼ貯金してたからね〜それと、相続した分と、月々の貯畜。半分残すなら大丈夫でしょう?」 「うん、そうね…私は、出さなくてもイイの?」 「イイよ。」 「中途半端に出して共同名義にしちゃうと、万一何かあったら、ややこしい?」 「美優は、出さなくていいよ。それに、何かって何だよ。何もないでしょう?俺たちは…」 「そうだけど…洋平には結婚式の費用も出してもらったし… 私も洋平に会えなかった時の貯金あるよ。一応、7年もOLしてたから、洋平とは比べものにならないけど…」 「それこそ、万一の時の為に置いておいた方がイイよ。結婚式の費用は、ほとんど披露宴の時、お祝いで返って来たから…家のことは、俺に出させて!」 「ホントにいいの?」 「うん!」 「分かった。じゃあ、よろしくお願いします。旦那様」 「美優〜ありがとう」 「ううん、こちらこそ、実家の近くに、立派な一戸建てを建ててくれるなんて、すごく嬉しい。ありがとう洋平〜」 「美優〜俺、益々、仕事、頑張るよ!」 「うん、頑張って!でも、カラダ壊さないでね。」 「うん。美優〜」抱きしめられる。 「あ、お腹…」 「ごめん」 「私、すっごく幸せだよ」 「美優〜俺も幸せ〜」 チューッ 「ふふ」 「明日、昼休みに書類、貰いに行って来ようかなあ〜」 「あと、何区画残ってるか?も聞かないとね。多少金額が変わるでしょう?」 「そうだな。どこがいいか、相談しような!」 「うん。ふふ楽しそうね。」 「うん、楽しみだもん。」 「そうだね〜」 また、大きな買い物をして、生活が変わりそう。 とにかく、2人目を出産してから、引っ越しのこと、 考えないと… まだまだ、だけど、楽しみだ。
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