05:彼との時間

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05:彼との時間

会議を終えた夕方 MDチームのブースに顔を出す。 私に気付いた勇人が にっこり笑顔を向けてくれた。 『今日はもう全部終わり?』 「はい、終わりました。 森谷さんはどうですか?」 『あと少しで終わるから 下のカフェで待ってて。』 会社用の会話を終えて お疲れさまです、とフロアの人に声を掛け 私はカフェに向かった。 しばらくして仕事を終えた彼が現れた。 『さくら、おまたせ。 今日は家で食べよう、用意してあるんだ。』 「うん、ありがとう。」 『今日は車なんだ。早く帰ろう。』 私の手を取り駐車場へと急いだ。 彼の部屋に入ると同時に 彼が私を抱きしめる。 『さくら、会いたかった…』
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