ヒメミコのまほうやさん(これまでのあらすじ)

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ヒメミコのまほうやさん(これまでのあらすじ)

修学旅行で訪れるような有名な社寺も近い、奈良市の旧市街「ならまち」エリアでオカルトショップ兼カフェを営む魔女がいた。オカルトショップというのは現代魔女術(ウィッチクラフトという)に使うハーブ、石、木の枝、キャンドル、お香なんかの道具を売る店である。同店は雑誌やテレビの取材も受けるなどそれなりに有名なようだ。屋号は「ヒメミコのまほうやさん」。店主はヒメミコという見た目は10歳にも満たない幼女だが、弥生時代から生きていると言い切るものだからそういうことにしておくしかない。 ヒメミコの弟子に唯という一年ほど前に東京から移住してきた24歳の魔女がいる。また喜助という僧侶と薫という神職(どちらも28歳)が友人であり弟子でもあり小間使いである。 ヒメミコのまほうやさんは今年で創業12年。 天平魔術学校という魔術とは名ばかりの神仏習合系中高一貫校である日ヒメミコは講演会をする。それに感銘を受けた当時そこの学生だった喜助と薫が他の学友も巻き込んでヒメミコに開業させる物語こそが今から語る「ヒメミコのまほうやさん過去編」である。
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