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「はあ、疲れた…」
このところなんだかけだるい。
まさか、あれにかかってしまったかと思ったが、熱は出ていない。
食事を摂って、布団に入った。
『あ、俺だよ俺!!』
夢の中でそいつが言った。
『昨日までは疲れてただけだよ!
だけど、今夜は本物だぜ!』
どうやら、俺の部屋で部屋で待っていたようだ。
そいつはなかなか個性的なドレッドヘアーをしていた。
そして俺は翌日、自分で救急車を呼んで入院した。
いつもどこからか部屋に入って来ていた野良猫だけが気になった。
―― 了 ――
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