人妻が他人棒沼にはまるとき…

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目次 1、プロローグ 2、初めての浮気は不満足 3、夫では満足できなくなる時 4.由美子の予感は的中 1、プロローグ  まだ梅雨入り前なのに、まるで夏のような日差しがまぶしい朝、朝食をすませた夫の信之を玄関まで見送る由美子。  由美子が磨いた靴を履きながら信之が「俺は今日も仕事で遅くなりそうだから、夕飯は作らなくていいよ。久しぶりに地元の友達と会うんだからゆっくりしてくればいいよ」と言ってくれた。「ありがとう。でもあなた、遅く帰ってきてもいつもどおりなんか軽く食べるでしょうから、簡単なものは用意しておくわね」と返事しながら、いつものように信之のホホにキスして、行ってらっしゃいと言って送り出す由美子。  朝食の片づけを終えた由美子は、クローゼットからお気に入りの下着をとり出して、そのままバスルームへ。  脱衣所で部屋着を脱ぎながら、自分の体をチェックしている自分に気づき「あらやだ、私なにを意識してるんだろう」と独り言をつぶやく。  それでも、無意識になにかを期待しているかのように、いつもより丁寧に体を洗い、全身に保湿クリームを塗りながら、もう一度全身をチェックしている。  寝室に戻り、全身の下着姿を鏡に映しながらもう一度チェック。  「私もまだまだイケてるわね。42歳にしてはお腹だってそれほどたるんでないし、バストにもまだ少しは張りがあるしね」と、また独り言。  昼間は暑くなりそうだからと、お気に入りのノースリーブのミニのワンピースを出して、ベッドに置く。  シュートとはマッチングアプリで知り合った。何度かメッセージのやり取りをしたところで、シュートから『会いたい』と誘われ、『いいわよ』と即返事。  もちろん、マッチングアプリを使うのも初めてだし、男性と会うのも初めての経験。
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