扉絵

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bc49427d-53eb-407e-b92c-6d8dd5898e5f ◯これまでのあらすじ  高校生 長井与一は高校からの帰り道、頭に響く変な声を聞き、その後、気づくと異世界の森の中に居た。  パルソリア平原でキースヴァルトの戦いで敗走したシャリム皇国の第6皇子 ファルシールは、森の中で与一と出会い、いがみ合いつつも一路、皇都アキシュバルへ向かって協力した。  進軍してくるキースヴァルトに対して防戦の備えをしていた皇都アキシュバルだったが、裏切った宰相ベルマンの手引きで叛逆した12諸侯たちによって襲撃され陥落し、皇帝は弑虐される。  唯一、逃げ延びた騎士ケイヴァーンは、皇族唯一の生き残りであるファルシールの居場所を知るという商人イグナティオと共に、一路オアシス都市ミナオへと向かった。  一方、皇都陥落を知らずに皇都アキシュバルの手前にあるオアシス都市ミナオに入った与一たちは、寝返っている高官 ファラーマルズに捕まりそうになるが、与一の機転と、合流した騎士ケイヴァーンたちと共にホシュール山地へと逃げ込むことに成功した。  山腹にある山小屋で一夜を明かす間、ファルシールはケイヴァーンから皇都の惨状を聞き、塞ぎ込む。  そんな中、騎士ケイヴァーンはファルシールに決断を迫る。王となるか、逃げ続けるか。  自身の資質に悩むファルシールに、与一は民を想う心を持っていると励ますと、ファルシールは奪われた国を取り戻すために、西の古国メギイトへと旅立つことを決意した。 ───────── ────── ───
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