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ハッピーバースデー✨😜✨💕
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
その子は、凍えるような真冬の深夜、嵐のように現れてボクの心をかき乱していった。
十二時を回れば、ボクの二十歳の誕生日だ。
しかし特別、ボクのバースデーを祝ってくれるひとはいない。
クリスマスも無事に終わり冬休みに突入する時期だ。
真夜中に玄関のインターフォンが鳴り響いた。
「ハァイ……」いったい誰だろう。
こんな遅い時間にボクの家へ訪れるような友人はいない。もちろん誕生日を祝って、彼女が来たワケでもない。
ドアのカギを解錠しドアノブに手を掛けようとしたその瞬間、外から勢いよくドアが開かれた。
「ハッピーバースデー!! ダーリン!!」
いきなりドアの向こうから凍えるような寒気と共に、見知らぬ美少女がボクの元へ飛びついてきた。
「えェ……!! な、なんですかァ!!」
いったい誰なんだろう。
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