表紙

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表紙

 「好きになって、よかった」  ごく自然に、そんな言葉が口から 零れ落ちた。  彼女は眩しそうに目を細め、  「好きになってくれて、ありがとう」  と、笑みを深めた。 *………*………*………*………* 《登場人物》  ・滝田 敦史(たきた あつし) サカキグループの販売促進部に所属して いたが、トウショウHDとのM&Aを機に エリアマネージャーへ。同期の折原蛍里 に片思いをしていたが、告白の末、失恋。 ・五十嵐 結子 (いがらし ゆうこ) サカキグループの経理で働いており、 密かに滝田に想いを寄せている。大人 メイクが似合う美人で、滝田が失恋した 折原蛍里とは一番の仲良し。 ・折原 蛍里 (おりはら ほとり) サカキグループの経理部で働いている。 読書好きが高じてアマチュア作家である 詩乃守人の小説サイトに出会う。が、 のちに榊一久がその小説サイトの管理人 であることを知り、芽生えていた恋心を 断ち切る。 ・榊 一久 (さかき かずひさ) サカキグループの後取りであり、社長、 榊幸四郎の養子。専務職に就いていたが、 政略結婚の相手である秋元紫月との婚約 解消を機に専務の職を辞する。 ※この物語は「恋に焦がれて鳴く蝉よ りも」の番外編です。このままお読みい ただくことも可能ですが、本編を読んで いただいた方が、より、楽しめるかと 思います。第二部・「四角い部屋の水槽」 は本編で一久がサカキグループを去って から約一年後、蛍里と再会を果たす前の お話です。 ※この物語は完結済み作品です。 そのため、更新頻度が高めになります。 (1日4~5回)ご不便をお掛けします。 ※この物語はフィクションです。 作中に登場する人物や団体は実在しま せん。 ※表紙画像はフリー画像サイト、 pixabayから選んだものを使用して います。
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