1-1. 未来を泳ぐ日

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1-1. 未来を泳ぐ日

 とにかく後ろ向きな青年が主人公の物語。いくつかのプロットを組み合わせて書き上げ、計3話からなる3部作を構成しています。  最古のプロットは、遡ること高校時代に考えたものです。当時はもっとSF寄りなファンタジーだったように憶えていますが、いくつもの話が折り重なり、このような日常に近い作品に仕上がっています。  400字詰め原稿用紙にラフに書き上げておいたものを投稿用に推敲し直した、エブリスタ初の投稿作品。  3部作の1作目であり、作品群の中では一番日常的な描写が多いでしょうか。  主人公、幸崎(こうざき) 宗太郎(そうたろう)は過去に成し遂げられなかった恋愛、仲良くなれなかった女の子のことばかりを考えてしまっている大学生。  そんな宗太郎に不思議な出来事が起こるのですが、当の本人は本分を忘れて違うことに夢中になってばかり。  その失態に途中で気付くのですが、もう後戻りできない場所まで来てしまっている。そんな宗太郎が最後に下す決断とは。  作中で描かれる陸上競技の描写は観戦者ではなく、なるべく競技者本人の視点で詳細に描いたつもりです。皆さんも宗太郎と一緒に苦しみながら楽しみながら、跳んだり走ったりしていただければ幸いです。  1990年代→1980年代というインターネットや携帯電話が普及していない少し不便な時代背景の、とにかく後ろ向きで鈍感で情けない主人公をヤキモキしながら読み進めていただければと思います。9ec64d35-88da-4114-aac6-0d8f5ba12982https://estar.jp/novels/24056798 未来を泳ぐ日【三部作】https://estar.jp/series/11210180 2016年4月24日開始、2016年11月22日完結 -rewrite- 2022年5月17日開始、2022年12月10日完結
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