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「あ!あそこ!!ホシがふえたよ!!」
またしばらく ホシをながめていた うた君が ゆびをさしました。
「ちっちゃなあかり、かわいいねぇ」
うた君は ニコニコしながら いいました。
「あのホシはいま うまれたのかな?」
「……そうかもね」
もちろん、やなおオジサンは クモがながれて かくれていた ホシが出てきただけだ としっています。
でも、うた君があんまりにも うれしそうなので だまっていることにしました。
「・・ボシだね!」
「え?」
うた君が やなおオジサンのほうへ ふりむいて いいました。
「 ちっちゃくて てんてん としてるけど ちゃんと 光ってる!だから "・・ボシ"!」
うれしそうに はなす うた君が かわいくて やなおオジサンは ふふっと 笑いました。
「 てんてんボシ たんじょうおめでとう!これからも いっぱい かがやいてね!!ちゃんと見てるからね!!」
うた君は やなおオジサンの手を にぎりました
「やなおオジサン、かえろう?かえってガーナにあやまるんだ!」
そういって ふたりはまた おうちへかえっていきましたとさ ──── 。
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