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一月の時がたった。
「おかえり~お疲れ~」
私が数社の面接を終えて帰ってくると、髪を後ろで束ねた乙ちゃんが迎えてくれた。
「乙ちゃんただいま!離婚調停の方は順調?」
「いや全然、もう龍神のクソ野郎マジで往生際悪くてさ~マジキモイんだけど」
「わかる、離婚切り出した時のクズ男の悪あがきは異常だもんね」
奥からエプロンをつけた亀が出てくる。
「お二人とも、今日の夕飯はカレーですよ!」
「ええ!マジで楽しみ!」
「いつもありがとうね」
こうして、私たちはいつまでも楽しく暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
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