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水平線に朝日が昇る。それは金色に包まれて、厳かな空間を演出していた。
普段海を見慣れていない僕にとっては、なおのことそれが神様みたいな存在に思えてしまったんだ。
「おめでとうございます。」
相棒は手を叩きながら僕にささやいた。そうか、あまりにも突然のことだったから、それにあまりにも夢みたいなことだから、まだ頭の整理ができていなかったけれども、冷静な相棒の言葉を聞いて、やっと思い出した。これが“ゴール”だったんだ。
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