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暮らしていたのは
川沿いの小さなアパート。
窓から桜並木を観ていた君。
一緒に観る家族も
友達も…恋人も…
いなかった。
僕がつい、気になるのか…
君が僕を、気にしてるのか…
「この頃よく、会うね」
君は朝夕声をかけてきた。
だから僕は…らしくないって
仲間に笑われてたけど
「にゃああん、にゃああん」
いい声を君に送ったんだ、
「 おはよう 」
「 おかえり 」
って、さ。
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