花に嵐のたとえがあれど

二十年の時を経た俺とアイツが酒などを酌み交わす情景が浮かぶ。――”さよならだけが人生だ”

まちか

10分 (5,711文字)
さくっと読める短編です。どうぞよろしくお願いいたします。

18 1,292

あらすじ

“さよならだけが人生だ” ただ何となく、この言葉が好きだ。 小学校の教員、秋月悠人は幼馴染を不幸にしてしまった過去を忘れられず、教え子に自分を重ね、贖罪の日々を送る―― 『夏の離宮』 https:

感想・レビュー 1

心に刺さったまま抜けない棘のようなものを描いた名作だと思います。

 卒業式を迎える教え子たちを見つめながら、かつて自分が少年だった頃の過ちに思いを馳せる「俺」の物語です。大切な友の人生を、俺は台無しにした――。  ぼくが個人的に、後悔やうしろめたさをテーマにした作品
ネタバレあり

この作品を含むお気に入りリスト 1件

その他情報

公開日 2022/3/28