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prologue
例えば、君が主役の映画があるとして。
ラストは絶対、キラキラのハッピーエンドであってほしいんだ。
エンドロールには、君の人生を彩り豊かにした人たちの名前が、たくさんたくさん流れていって。
君が大勢の人に助けられ、愛されていたんだってことを、最後に思い出せたら素敵だと思う。
できれば僕も、そこに名を連ねたかった。
でもいいんだ。
たとえ君に嫌われても。
憎まれたとしても。
今、君を救えるのは、世界中できっと僕だけで。
僕は君のために、できることをするしかないんだから。
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