盗賊退治します

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盗賊退治します

 早速、私はカバンからノートを取り出し1枚破いた。 「誘拐された方の名前は?」 「ミオール・アンテラス様です」  私は名前をサラサラと紙に書いた。 『エリシアの名の元にミオール・アンテラスの居場所に導きなさい』  そう唱えると紙は光って紙飛行機になり飛んでいった。 「なんと……」 「あの紙飛行機の後を追えばミオール様の居場所がわかりますよ」  私と男性は飛んでいった紙飛行機の後を追った。  そして数分後に洞窟にたどり着いた。 「ここがどうやら犯人達のアジトみたいですね……」 「騎士団に連絡を取った方がいいですかね」 「勿論です、武力はあった方がいいですからね」  男性は騎士団を呼びに離れていった。  さて、このまま草むらに隠れていても良いんですが人質の命がどうなるかわかりません。 「ここは先手必勝と行きますか」  私はカバンから小瓶を取り出した。  それを入り口に置き小瓶の蓋を開けた  開けると紫色のモヤモヤした煙が出てきて洞窟の中へと入って行った。  それから数分が経過、男性が騎士を連れて戻ってきた。 「騎士様、人質はこの洞窟の中にいます」 「そうですか、とりあえず中の様子がどうなっているか……」 「それだったら問題は無いですよ」 『え?』  「さっき特殊な薬を洞窟に向けていれたんです。今頃は夢の中だと思いますよ」 「そうですか……、よし行ってみよう」  そう言って騎士2名は洞窟の中に入って行った。  それから1分もしないうちに騎士が一人の女性を運んできた。 「お嬢様っ!」  男性が叫んだ、と言う事はこの女性がお嬢様、と言う事か。 「盗賊達は全員夢の中ですよ、縄で縛っても気づかないんですよ」  盗賊達が目覚めたのは数分後で牢屋の中で目覚めた、という。 
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