熱帯夜

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普通の若い夫婦なら夫が帰って来て、玄関で出迎えのキスを交わして、食事や入浴もそこそこに、熱く濃厚な時間を過ごしているのに、理性の原沢夫妻はどうにかなってしまいそうな気持ちを見事に堪え抜いた 二人っきりの閨にて、サテン生地の寝間着を着た舞衣は鏡台の前に座り髪を梳き、人妻の代名詞の髪形に結い、トランクス一枚だけでベッドの上で仰向けになって、本を読んでいる洋一に、早くも涙いっぱいの目を向けた 「ねっ、ねえ~、あ、あなた…」 ベッドから下りた洋一に手を引かれて一緒にベッドに腰を下ろした 「ハァ~…ハァ~ハァ~……」 「大丈夫!?そんなに緊張しないで! 僕たち、夫婦じゃないか! 時間がたっぷりあるから、ゆっくり楽しんで行こう!?」 「うっ、うん!」 俯いていた舞衣が顔をあげ、相思相愛の夫婦の唇が触れ合い、しばらくキスをたっぷり楽しむと、洋一の手指は舞衣の寝間着のボタンに伸ばし、上から一つ一つとゆっくり外していった 「ハァ~…ハァ~ははぁ~ん……」 「ふふふ♪全くしょうがないな~♪ かわいいな~♪舞衣は♪ あれれ?舞衣の胸、また、大きくなっちゃったんじゃない!?」 「そ、そんな事ないわよ♪バカ♪ 洋一の気のせい♪ んもう~、仮にまた大きくなったのなら、誰かさんが毎日揉むから~♪」 「じゃ、これからいっぱいいっぱい揉んで、このイヤらしい胸をたっぷりとかわいがってやらないとな~♪」 「えっ?んもう~、バカ~ん♪ あ、あぁ~ん、いやぁ~ん♪…」
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