50. エピローグ

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50. エピローグ

 ウミは今でも私の同志かつゲーム仲間だしルーシーは相変わらず好きな人だし、ジョーダンとタケオは賑やかな仲間でミシェルは良い友達だ。ニコルは時々仕事や新しくできた柄の悪い恋人についての愚痴電話をかけてきてうんざりすることもあるが前ほど苦手意識はなくなった。  結局のところ私の周りで起きた問題については何一つとして解決していない。解決することなんてずっとないのかもしれない。  私は祖父のような人格者にはなれないし、身近で起こっている大きな問題を根こそぎ解決するような力はない。だけど自分なりに向き合って、好きなことを手段として何かを伝えていくことはできると思う。そんな自分の生き方が結果として誰かの人生に1ミリでも影響を与えられたら凄く幸せなことだ。  私の人間不信は未だに全部は消えていない。だけどもしゾンビ・アポカリプスが起こって私以外の人がいなくなったらそれはそれで寂しいと思う。  結局多くの人は人間嫌いで人間好きなのだ。そんな二面性があるから、人も人生も面白いのかもしれない。  なんてな。なーんて。                   END
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