甘い甘い生活

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「えっ、私いつの間に寝てたの??って言うかここどこ⁉️」寝起きで、空港とは全く違う景色に慌てる。 「疲れてたんだな。空港からよく寝てたよ」 「ごめんなさい!」 「謝る事はない。歩けるか?」 「うん。少し寝てスッキリした。で、ここはどこ?」 「城之内リゾートの中の、俺と真琴の住まいだよ」 「えっ⁉️」 「ドバイでの俺達の住まいで、将来的には別荘だ」 「それは?」 「いつでも、ドバイに来れるだろう?」 「お客様用じゃなくて?」 「ああ。これは俺の持ち物だ」 「…」  世界の城之内の凄さはわかっていたが、プライベートジェットで移動し、リゾート内に別荘。想像を遥かに超え庶民には理解できないセレブの世界。 「案内するから行こうか」 「…はい」戸惑いしかない。  そして、案内された別荘は、ゲストルームを入れると何部屋あるのかわからない。予想を裏切らない豪華な調度品。 「どうだ?何か足りない物があったら言ってくれ」 「あるわけないよ」  広いリビングに、海に向かって一面窓。ビーチが目の前にあるにも関わらず、プライベートプールまである。今は夜なので、照明に照らされてキラキラ揺らめく海面しか見えないが、絶景のロケーションが想像できる。
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