一言の言葉で

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今日の出来事が胸の中にモヤモヤと残っている。落ち込んでいる時に限ってなりたいと思った理由とかきっかけを思い出すのはなんでなんだろう。  私が憧れた職業、それは図書館司書。  本に囲まれた場所で、仕事をしていることも素敵だと感じていたが、一番この職業に惹かれたのは司書さんの対応。  幼い頃から私は図書館をよく利用していた。図書館で行われていた読み聞かせやイベントにも参加していたこともあり、本を読むこともそうだが地元の図書館が好きだった。  ある日借りたい本が見つからない時があった。自力では見つけることができなくて司書さんにこの本が借りたいのだけれど見つからないことを伝えたら「本探してくるから待っててね」と言って本を持ってきてくれた。その出来事がきっかけで図書館司書に憧れた。  高校は進学校に進みそこから図書館司書の資格が取れる県内の短大に通った。そこまでは良かったのだが、卒業する年に地元の図書館で図書館司書の募集をしていなく、就職浪人をしその年の年末に司書の募集が出てわらにすがる思いでそこに応募した。  そしてなんとか縁あって図書館で働くことになったのだ。
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