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寝起き
「はぁ~あ、ずいぶん寝たわね」
眠っていた女性が目覚めたようだ。メドドは尋ねる。
「あなたは一体何者!?」
「我は魔神ゴスス。古代の大賢者に封印された者よ。何もしていないのに全く酷い扱いだわ。なぜこんな場所にいなきゃならないの?」
「賢者の封印?」
「我を目覚めさせたのは、あなたなの?」
「私ではありません。あなたを起こしたのは、こちらの勇者ロトトです」
「いやいや、お前のせいだろ。私は不可抗力ってやつだ」
「そう。ロトトとやら、あなたが我を起こしてくれたのね。ありがとう。これからも仲良くしてね」
「これからも仲良く?」
「我は魔神の掟に従わねばならない」
「掟って!?」
「目覚めさせた者に忠誠を誓うのよ」
「忠誠?」
「そうよ。チュウせい!」
ロトトの将来に暗雲が立ち込めるのであった。
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