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「違う違う。ほら、ここ」  ぷっくりとできもののようなものがあった。 「おでき?」 「紅ちゃんがすっごく気にしていて、でも入院中に触ったりしなかったから治ったんだね。よかった」  27歳の私は臆することなく真白くんにこんな汚い鼠径部を見せていたのだろうか。  25歳の私にはできない。いや、そうではない。真白くんが面白いと思う私を演じていたのではないだろうか。  私の膝に割り込んできて、恥ずかしい格好にしたまま少し静観。そしてパンツをはぎ取った。 「紅ちゃんの中に入りたい」  なんで男の人がこんなことをしたがるのかわからない。私は痛くて恥ずかしいけれど、真白くんは違うのかな。  目が合う。  怖い。こんな感覚初めてだ。  ずんずんと侵入してきて、止まってくれない。真白くんが動くから、私も動かされる。
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