キャバクラからSMクラブへ

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キャバクラからSMクラブへ

 なんだかんだで18歳で東京に出て来て一人暮らしをはじめた私は、専門学校をとある理由から辞め、このままでは暮らして行けないし、とバイトをしていた スナックの出勤日数を増やした。  そしていつしか、スナックよりも給料が良いと言うキャバクラで働かないか、と友人に誘われるまま、  キャバクラで働くようになったのだった。  そんな日々を何年か過ごしていたある日、当時同じ店で働いていたキャストの子から「掛け持ちで働いているSMクラブ(フェチクラブと言った方が正しいかも)に人が足りないから、ヘルプで入って欲しい」とお願いをされた。  私は、太客のお客さんと一緒にSMのショーを見に行ったことがあり、それがとても楽しかったことを思い出して、とりあえず自分は「嬢としては働かない」と言う条件でOKした。  つまりは、事務や、ホームページの管理、制服(コスプレ衣装など)のクリーニングや、嬢たちのお世話、待機室の掃除など、裏方として働くのならば良い、と言ったのだ。
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