無限監獄メモ

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無限監獄メモ

ベルゼ ブブドゥー シュナントゥニッチ(Xunantunich)石の女【マヤ】 オルガノ モスキート音 メサイア=メシヤ 死刑になるたびに奇跡的に助かる男。 タイムカプセル 呪いの首=干からびた顔。無限に伸びる髪。 タロット= 人形、ママ、会話、目が見えない。 義手。ベッドの下から掴まれる。 透明硝子ばりトイレ。 1ギル=1ドル 交換は1ドルで20ギル。 逆の交換は難しい。 公衆電話1分1ギル。 監獄の七不思議。 催眠。 滴る白い液。 むき出しのパイプ。 机に血の池。 半田モスキート。伝染。 音の調味料。ベル。 飛び降り自殺。 インディオの風習。 メキシカン マヤの掟。 マヤの失われしコイン=モストコイン。 立体キューブ錠。 立体鍵。立体キー。 魂の部屋に侵入。 余命4年の囚人。 殺しの許可証(ライセンス) エレクトロキューション 執行室 認知の外側。 【魂の簒奪者=魂が無限に小さくなる。】 魂を小さくする錠剤。 ベイブルースの手形=米ブルースの手形。 魂の牢獄=魂の入れ代わり。握手で交換。 懲罰房。 餓死しないミイラ人間。 消化機能を失っている。 糸で水を濾過。 「お前この前はゾンビウィルスで死なないって言ってなかったか?」 「そんな事は言ってない俺は190番目のクローンだ」 「相手にするな。 こいつその前は自分は植物人間で、 光合成して生きているって言ってたぜ!」 我が父はキューバ革命の英雄。 我々メキシカンは捕まれば本国に送り返される。 だがアメリカにとどまる裏技が存在する。 殺人だよ。 人を殺せば囚人と言うかたちでアメリカに止まれる。 「最高バカンス♪パラダイス♪ 最高バカンス♪パラダイス♪」 どこかで聞いた覚えのあるメロディー。 そうだジャパン。 「なんで100均の歌を歌ってるの?」 「100均ってなに?」 「つまり1ドルで何でも買える日本の店」 「まじか!?日本スゲー♪ きみ日本人(イエローモンキーマン)か!?」 「わからない記憶喪失なんだ。 それよりそれどこで聞いた!?」 彼女は私を指差した。 私!? 近くに座っていたフードで顔を隠した囚人が 陰気な声で呟く。 「平常性バイアスだな」 「平常性って! 平常通り越してパラダイスまで行ってるぞ!?」 「平常性バイアス。 どんな境遇でもパニックを起こさないよう、 脳が見させる錯覚・・・ だが、こいつの場合は過剰分泌、 つまりヤク中ってことだ」」 「俺、(ヤク)なんてやってね~ぞ! ヤクルトは好きだけどな!」 「末期症状だ。 バカは死んでも完治し(なおら)ない」 突き抜けるような蒼。 そこには無限に続く自由が広がっていた。 初めて見る死のリアルはあまりに無機質で、 バーチャルのようだった。 殺したくはない。 なぜなら僕は君達を愛してるんだ。 あなたが愛してるのは自分が遺伝子を残したいと思った個体だけよ。 まずどこから話そう。 今のこの状況がどこから始まったのか。 植物になる。光合成。影。 透明裸。肌が剥けると透明。 温度感知器(サーモグラフィー)で青くなっている部分は病気。 首の下の甲状腺にダメージがあると、 ノドがフグのように膨れ目が飛び出す。 あっピロん♪ 手が開く 辱署(じょくしょ)むせぶ監獄から異様な臭気が溢れ出していた。
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