人気アイドルが俺の番?!

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人気アイドルが俺の番?!

現役高校1年生の南耀司。 俺は所謂アイドルオタクというやつで。 キラキラしている5人グループで構成されている今一番人気爆上がり中であるアイドル達が俺は大好きだった。 俺が高身長イケメンならこのメンバーに入ってダンスと歌を歌ってみたかったなぁ…なんて毎日の様に思ってしまう。 でも俺あがり症だし性格上人前に出るのは苦手なんだなぁ… 勉強の合間に観るライブ映像は格別だ。両親にバレないようにこっそりと観ていたつもりだったのだがタイミング悪く夜食を持ってきた母親にバレて叱られてしまう。なんてタイミングの悪さ… 「全くアンタは…テスト終わってからにしなさい!」 『えー?!』 案の定ライブのDVDは没収されてしまった。家の両親は「アイドルなんて気持ち悪い!」とか言うタイプの親では無いけれど流石にテスト期間の勉強中に観るのは許してくれなかった…残念。 俺は徐に壁に貼り付けた等身大ポスターを眺めて憂いのため息をついた。あれこそが俺の日々の癒しなのに… 特にセンターのカリスマ性のある轟零央は俺にとっての憧れの存在でイチオシだ。
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