1章. 再開

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1章. 再開

 「イイの、イクッ、イクッ~う……」  男が腰を激しく動かすと二人の体はベッドの上を跳ねるように揺れ動いた。擦れ合う男のバナナのように(しな)ったソレと、まるで貝がパックリと口を開けたかのような女のアレは、粘り気の有る透明の液体に包まれ輝きを帯びていた。  さらに激しさを増した男の動きに女は狂気を思わせるような声を上げる。男はその瞬間、液体の絡みつく女のヒダから自分の物を取り出し、それを女の顔に突き出した。  天に登る瞬間だった。  この世の物とはとても思えない、それに似る人為的に作られた液体を見た事はない。透明とも白とも付かない交じり合った色合いに、糸を引くような粘りがあるかと思えば、そうでも無い。しかし人体に付着したその白い液体は重力に逆らい、女の顔にその原型を何時までもとどめている。 「──うぐッ」
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