あとがき

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『重ね積もれる、もみぢ葉の』 最後までお読みくださり、ありがとうございます。 久しぶりに付け髭の光成をお届けしました。 いかがでしたでしょうか。 展開上、さくっと取れてしまいましたが、光成に付け髭装着を進言したのは、大納言家の筆頭女房、安芸。光成の従者である武弥の母、付け髭の製作者でもあります。 大事な大事な美貌の若君に変な虫がつかないようにと、愛情と怨念を込めて作ったのに、建の非常識な行動でまたもや無駄になりました。 建が内親王の血を引いていなければ、張り切って呪われていたかもしれませんね(え?) さて、『萌ゆる想いを、この花に』から『妖し瞳の、艶姿』に至る間のエピソードをなぜ今頃に投稿したか、ですが。 実は本作、コミカライズでコラボしてくれている奈倉まゆみちゃんとの『萌ゆ花合同サークル・ふかみぐさ』から第一話を同人誌発行(氷魚の家より絶賛頒布中です)した際に書き下ろしで寄稿したものでした。 発行から一年半が経過したことと、今月、萌ゆ花が6周年ということで、記念日投稿することにしたのです。 投稿にあたって、合同誌の挿絵を使わせてもらいたくてまゆちゃんにお願いに行ったところ、なんと描き直ししてくれたんですよ。さらに素敵度が上がってます。ありがとう! ついでに書き加えると、冴月も組版の都合でカットした箇所、ラストなどをいそいそ加筆していますので、合同誌をお迎えくださった方にもこちらのweb版は楽しんでもらえるはずと信じています。 ところで、休み休みではありますが、もう六年もたけみつを書いているんですよ。いつまで書くんでしょう、私(笑) と言いつつ、最低でも、あと3つは書く予定のエピソードが残っているので、それが終わるまでは、引き続き、建と光成にお付き合いくださいませ。 今後とも、萌ゆ花をよろしくお願いします。 いつもありがとうございます。 冴月希衣
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