カンカク

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
五歳児弟「ねぇ、ママー。今アニメの悪いヤツが『足のカンカクがなくなるー』って言ってたんだけど……。『カンカク』って、なぁに?」 母「あぁ、『感覚』ね。感覚っていうのは……えーっと。人には色んな感覚を持っていてね……。えーっと……。……くすぐったいって感じたり、暑いって感じたり……うーん……何て言えばいいのかな……」 十歳児兄「俺が教えてやるよ(自信満々)」 母「さすがお兄ちゃん! お願い!」 ゴッツーーーン!! (弟の頭の上に容赦ない鉄拳が降ってきた音) 弟「痛ったーーーい!! ヴギャーャーーーー!!」 兄「わかったか? それが感覚だよ」 母「……わかりやすい……だが、ヒドイ……」
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!